太陽光発電って、本当に電気代が安くなるの?
また、実際の発電量はどのぐらいなの?
太陽光発電を検討している方で、このような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
この記事では、実際の太陽光発電量のデータから、年間・日平均の発電量を紹介し、それに基づくリアルな感想を紹介します!
特に、4Kwの太陽光発電では、発電量が期待ほどではないこと、梅雨や冬季の発電量の落ち込み、災害時の安心感、そして売電収入のリアルについて徹底解説。
太陽光発電の設置のポイントを、実体験に基づいてわかりやすく解説します。
太陽光発電の設置を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください!
【この記事を書いた人】
- 2021年に新築住宅を建築
- 太陽光発電を利用してエコな生活を体験中
- 発電した電気を売電して毎月の電気代を節約中
我が家の太陽光設置状況
ここでは、私の自宅の太陽光発電設置状況を紹介していきます。
メーカー | Qセルズ |
容量 | 4Kw |
購入時期 | 2021年9月 |
購入費用 | 本体価格無料(設置費用30万円) |
設置方角 | 南 |
日射状況 | 隣宅に2階建てはなく、日中は常に発電可能 |
蓄電池設備 | なし |
ソーラーパネルのメーカーは、たくさんありますが、私の場合、工務店と契約しているメーカーしか選べなかったので、Qセルズというメーカーになりました。
また、本体価格はキャンペーンで無料でした。しかし、設置費用で約35万円がかかっています。
4Kwより大きいサイズだと、本体価格の上乗せがあるということでしたので、4Kwを選択しました。
太陽光発電の実際の発電量を紹介
ここでは、以下の内容について紹介していきます。
- 1年間の発電量
- 1日平均の発電量
それぞれ、確認していきましょう。
1年間の発電量
2023年における、我が家の各月の発電量と消費量は、以下のとおりです。
2023年 | 太陽光発電量(kw) | 自家消費量(kw) |
---|---|---|
1月 | 386kw | 746kw |
2月 | 334kw | 643kw |
3月 | 418kw | 536kw |
4月 | 440kw | 430kw |
5月 | 497kw | 411kw |
6月 | 348kw | 483kw |
7月 | 440kw | 567kw |
8月 | 392kw | 551kw |
9月 | 434kw | 461kw |
10月 | 419kw | 404kw |
11月 | 389kw | 410kw |
12月 | 340kw | 619kw |
上記の表から、以下の点がわかりました。
- 日照時間が短い冬季(11月〜2月)は、発電量が少ない
- 梅雨時期(6月)は、発電量が少ない
- 冬季は暖房を使うことが多かったため、発電量に対して消費量が2倍になることもある
- 春秋(3月〜5月、7〜10月)は、気候が安定しており晴天が多いため、発電量が高くなり、すべての電気代を太陽光発電で賄えた
日本には四季があるため、おそらくこの結果は、全国どこでもあまり差がないと思われます。
しかし、雨季が長い沖縄県や、冬季の日射量が少ない北海道など、上記の結果にあてはまらない地域もあるので、自分が住んでいる地域の気候を十分に把握し、太陽光発電の導入を考えましょう。
▼年間発電量をモニターで記録した実際の写真
1日平均、1月平均の発電量
ここでは、先程の1年間の発電量を記載していたグラフを基に、1日の発電量を紹介していきます。
また、売電価格の参考値についても表記します。
1年間の発電量 | 4,837kw |
1日平均の発電量 | 約13kw |
1月平均の発電量 | 約403kw |
売電価格が16円/kwの場合の、売電収入は以下のとおりです。
1日平均の売電収入 | 208円 |
1月平均の発電量 | 6,448円 |
自分が特に何をすることもなく、毎月約6,500円の収入を得られるのは、とても助かります。
電気代は、アパートに住んでいた頃よりもかなり安くなり、月によっては、すべての電気代を太陽光発電の売電だけで賄うことができました。
太陽光発電を使った5つのリアルな感想
ここでは、私が太陽光発電を使用して実際に感じている、以下のような感想について、詳しく解説していきます。
- 4Kwでは発電量が少なく感じる
- 梅雨・冬季では売電収入がとても少なくなる
- 災害時には安心できる
- 蓄電池と併用したいが設置費用が高い
- 少額でも売電収入を得られるのは嬉しい
それぞれ、確認していきましょう。
4Kwでは発電量が少なく感じる
私は、4Kwの太陽光パネルを設置しましたが、期待していたよりも発電量が少ないと感じました。
特に、天候が不安定な時期では、想定外の低い発電効率に悩まされています。
工務店からは「一般住宅なら4kwで充分ですよ」と聞いていたため、設置量を4kwにしたのですが、使用する家電や時間帯などをしっかりと把握して、各kw数で比較をおこなうべきだったと後悔しました。
梅雨時期・冬季では、売電収入がとても少なくなる
日照時間が限られる梅雨や冬季には、太陽光パネルの性能が落ち込みます。
どちらの時期もエアコンを使う時間が長いため、発電量よりも電気使用量が多く、ほとんど売電収入を得ることができません。
年間を通じて売電収入を得たいのであれば、これらの季節の影響を十分に考える必要があります。
災害時には安心できる
近年、地震、台風などの災害時に、インフラがダメージを負い、電気が使えなくなることが多々あります。
そんなとき、太陽光発電は、とても大きな安心感を得られます。
電気が通じていなくても、太陽光発電を使うことで、電力を確保でき、非常時でも家電を支えることができるからです。
太陽光発電の電力で、すべての家電を使うことは難しいかもしれませんが、必要な家電を選ぶことで、災害時でも安心して生活をすることができます。
蓄電池と併用したいが設置費用が高い
蓄電池を導入すれば、災害時に電気を使用できたり、発電した電力をより有効活用できたりと、汎用性がとても高くなるのですが、初期投資の高さがとてもネックです。
国や市町村の補助金を使えば、設置費用が安くなりますが、それでも一般家庭用の蓄電池であれば、200万円〜500万円ほどかかるのが現状です。
私は、工務店から「電気代が安くなる」と言われて購入を検討しましたが、高額な設置費用に迷い、導入を諦めました。
少額でも売電収入を得られるのは嬉しい
太陽光発電で作られたエネルギーを電力会社に売ることで、売電収入を得られます。
たとえ少額でも、定期的に不労収入(働かずとも収入を得られる)を得られるのは、とても嬉しいことです。
売電電気量より使用電気量が高いときは、電気代が安くなるだけですが、使用電気量を抑えて、売電電気量のほうが多くなれば、純粋な収入を得ることもできます。
太陽光発電を設置するなら相見積が重要
相見積もりとは、複数の業者から見積もりを提供してもらうことです。
いろいろな業者のサービスや価格を比較することができるので、自宅に適した太陽光発電を見つけやすくなります。
また、太陽光発電は数十年設置する設備のため、メンテナンス等が必須です。
相見積もりをおこなうことで、粗悪な業者を選ばなくてすむので、長い付き合いとなっても安心することができます。
相見積もりをおこなう、具体的な方法としておすすめなのが『太陽光発電の一括見積もり』です。
一括見積もりサイトは、無料で利用することができ、以下のような情報を入力するだけなので、たった1分で見積もり依頼をおこなえるので、とてもおすすめです。
- 氏名、住所、連絡先
- 築年数
- 屋根の形状
- 意見・要望(任意)
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太陽光発電を検討している方は、一括見積もりサイトを利用して、より良いモデルやメーカーを選ぶようにしましょう。