太陽光発電7kwの価格・費用は？発電量はどれぐらい？元営業マンが端的に解説

太陽光発電4kwは少ない？価格や発電量から考察のブログでは、「一般的には家庭用の太陽光発電は4kw〜5kwがおすすめと言われているが、個人的には4kwでは少ない」とお伝えしました。

家の形や、屋根の形状によっては設置できる容量は変わってきますが、今回は7kwの太陽光発電を設置した場合の価格や発電量を端的に解説します。

本記事では、筆者が4kwで取得した見積を基に、それを7kwに換算して解説しています。

▼太陽光発電4kwは少ないと解説した記事はこちら

▼4kwの価格や発電量を詳細に紹介した記事はこちら

▼わたしはこんな人です

太陽光発電7kwの価格・費用は？

太陽光発電の価格を表す単位に、kw単価（キロワット単価）という言葉があります。

kw単価は、太陽光発電にかかる1kwあたりの価格（費用）になります。

計算式は、

設置費用÷太陽光設備の容量=kw単価

で求めることができます。

経産省発表の平均価格相場は28.8万円／kw

経済産業省が発表している、2024年の太陽光発電の平均値は28.8万円と発表されています。

2023年設置の平均値は28.8万円/kW（中央値28.8万円/kW）となり、2022年設置より1.9万円/kW（6.9%）、2021年設置より1.7 万円/kW（6.1％）増加した。平均値の内訳は、太陽光パネルが約51%、工事費が約26%を占める。

経済産業省　調達価格等算定委員会配布資料「令和6年度以降の調達価格等に関する意見」

これを踏まえると7kwの太陽光発電に導入価格は、 2,016,000円になります。

※ローン金利等は含んでいません。

実際に業者から提示された価格はいくら？

太陽光発電の価格は、依頼する業者によって大きく異なる場合があります。

ここでは実際に私が受け取った見積を基に、7kw換算した場合の価格を解説します。

▼見積条件

一般的に設置容量が大きくなるほど、kw単価は安くなる

一般的に太陽光発電の設置容量が大きいほど、kw単価は安くなる傾向があります。

これは、4kwでも7kwでも使用する材料や工事の手間が大きく変わらないためです。

例えば、4kwと7kwのシステムで同じ容量のパワコンディショナーを1台使用する場合を考えます。

そのパワコンディショナーが仮に10万円だった場合、パワコンの単価は以下のようになります。

ハウスメーカーのkw単価は23.8万円（4kwの場合）

マイホームの建築を依頼しているハウスメーカーからの見積書になります。

わたし自身、太陽光を載せる計画で話を進めているので、その流れで依頼した見積になります。

上記は太陽光発電を4kw設置した場合の価格になります。

これを7キロ換算で考えます。

7kw換算した場合は20万／kw程度

▼7kw換算した場合

4kwよりもkw単価が安くなることを想定すると、7kwを設置した場合のハウスメーカーのkw単価は21万ぐらいかと思います。

kw単価が20万なので、7キロ合計で140万ぐらいになると考えられます。

専門業者のkw単価は17.9万円／kw（4kwの場合）

次は専門業者からの見積書です。

※実際の見積書の写真を載せることはできないので、kw単価のみ記載します。

注意点
わたしは元営業マンということもあり、以前の取引会社からかなり安い金額で見積をもらっています。
そのため、実際の相場とだいぶ金額がかけ離れている可能性がございます。

上記は太陽光発電を4kw設置した場合の価格になります。

これを7キロ換算で考えます。

7kw換算した場合は15.5万／kw程度

▼7kw換算した場合

こちらもハウスメーカー同様、4kwよりはkw単価が安くなると考えられます。

4kwでのkw単価は179,575円（税込）でしたが、それを7kwを設置した場合のkw単価は155,000円（税込）程度と考えられます。

kw単価が16.5万なので、7キロの合計で108万ぐらいになります。

経産省発表の相場とは約13.3万／kw、ハウスメーカとは約4.5万／kwの差があります。

7キロ合計で、経産省発表の相場とは約93万、ハウスメーカーとは約32万の差が出てきます。

相場・ハウスメーカー・専門業者の金額まとめ

経産省発表の相場、ハウスメーカー、専門業者を比較すると以下のようになります。

ちなみに、ハウスメーカーから提示されたパネルメーカーは「Qセルズ」、専門業者から提示されたパネルメーカーは「カナディアンソーラー」でした。

専門業者の方に聞いたら、Qセルズもカナディアンソーラーとほぼ一緒の金額ということなので、専門業者のパネルをQセルズにしても金額は大きく変わらないようです。

ハウスメーカー、専門業者からの見積を考慮すると、7kwを設置する場合のkw単価は17万〜21万ぐらいを目指したいところですね。

太陽光発電7kwの発電量

ここからは太陽光発電を7kw設置した場合の、発電量を解説します。

発電量を知ることによって、毎月の自宅での電気使用量をどれぐらい削減できるか？を把握できます。

太陽光発電の年間発電量を簡単に計算する方法

計算方法はとても簡単です。

設置する太陽光容量（7kw）に対し、1,000を掛けるだけです。

ただし、1,000という数字は南向きに太陽光パネルを設置したときの数字になります。

東向きや西向きの場合は、南向きよりも発電量が落ちるので、注意してください。

東西の屋根に太陽光発電を載せる場合には、1,000ではなく800を掛けることをおすすめします。

▼太陽光パネル7キロの場合（南向きの場合）

▼太陽光パネル7キロの場合（南向きに4キロ、東向きに1.5キロ、西向きに1.5キロの場合）

ちなみにこの計算方法は、営業マンだったときに実際に使っていた方法です。

正確な発電量は、業者さんの発電シミレーションで確認して欲しいのですが、経験上、この計算式でそこまで大きくずれるということはないです。

太陽光発電7kwでは、どれぐらいの電気をまかなえる？

一般家庭の平均電気使用量は4,892kwh（年間）（※1）と言われいます。

（※1）太陽光発電協会 表示ガイドライン（2020年度）より

JPEA 太陽光発電協会

先ほど計算した太陽光発電の発電量が7,000kwhだとすると、1年間に消費する電気量のほぼほぼ全てを賄うことができます。

ただし、これはあくまでも電気量の収支のみに注目しています。

実際には太陽光発電は夜には発電しないため、その時間帯は電力会社から電気を買う必要があります。

そのため「電気使用量の削減=電気代の削減ではない」ので注意が必要です。

※太陽光発電には売電収入があるので、トータル的な電気代の計算はそれを考慮する必要があります。

また、オール電化の場合は4,892kwhの消費量では済まないと考えられますので、ご自身の現在の電気使用量を把握することが大切です。

太陽光発電を設置するなら相見積が重要

相見積もりとは、複数の業者から見積もりを提供してもらうことです。

いろいろな業者のサービスや価格を比較することができるので、自宅に適した太陽光発電を見つけやすくなります。

また、太陽光発電は数十年設置する設備のため、メンテナンス等が必須です。

相見積もりをおこなうことで、粗悪な業者を選ばなくてすむので、長い付き合いとなっても安心することができます。

相見積もりをおこなう、具体的な方法としておすすめなのが『太陽光発電の一括見積もり』です。

一括見積もりサイトは、無料で利用することができ、以下のような情報を入力するだけなので、たった1分で見積もり依頼をおこなえるので、とてもおすすめです。

• 氏名、住所、連絡先
• 築年数
• 屋根の形状
• 意見・要望（任意）

元太陽光の営業マンがおすすめする一括見積サイト『タイナビ』

特に一括見積サイトの『タイナビ」は、業界の中でも13年と歴史が長く、実績も豊富です。

また、利用者数が100万人を突破し、テレビで紹介されたこともあります。

他の一括見積サイトと比べ、成果報酬が無いのも特徴で、太陽光の設置費用が最大50%安くなる可能性もあります。

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太陽光発電を検討している方は、一括見積もりサイトを利用して、より良いモデルやメーカーを選ぶようにしましょう。